給食とお米とのかかわり
1.給食のルーツを探る
まず、私は身近なところということで学校の給食について調べてみることにしました。
明治22年 |
山形県鶴岡町私立忠愛小学校で貧困児童を対象にし、昼食 を与えたのが学校給食の始まりと言われています。 忠愛小学校での給食は、現在の学校給食のように、学校で調 理された食事を教室で給したものでした。 当時の給食は、おにぎり・焼き魚・漬け物でした。 写真提供:日本体育・学校健康センター |
明治44年 |
岡山県小田郡小田小学校で給食をはじめる。 |
大正8年6月 (1919 年) |
東京府では、私立栄養研究所佐伯所長の援助をうけて、管内小学校にパンによる学校給 食を実施しました。 |
大正15年 |
学校衛生技師会議の文部大臣諮問事項の対する答申に「学校給食ノ実施ヲ促スコト」と だされる。 |
昭和7年 |
岡山市内の小学校で昼食給食をはじめる。 |
昭和19年 |
6大都市の小学生児童約200万人に対し、米・みそ等を特別配給して学校給食を実施 しました。 |
昭和21年 |
文部・厚生・農林三省次官通達「学校給食実施の普及奨励について」が発せられ、戦後 の新しい学校給食がスタートしました。 東京・神奈川・千葉の3都県で試験給食を開始しました。 |
昭和22年 |
全国都市の児童約300万人に対し学校給食を開始しました。 アメリカから無償で与えられた脱脂粉乳で給食が始まりました。 写真提供:日本体育・学校健康センター |
昭和24年 |
ユニセフ(国際連合児童基金)からミルクの寄贈を受け、ユニセフ給食が開始されました。 |
昭和25年 |
8大都市の小学生児童に対し、アメリカ寄贈の小麦粉によりはじめて完全給食を開始し ました。 |
昭和26年 |
国庫補助による学校給食の継続を要望する運動が全国で繰り広げられました。 |
昭和27年 |
4月から、全国すべての小学校を対象に完全給食が実施されました。 写真提供:日本体育・学校健康センター |
昭和29年 |
第19国会で「学校給食法」成立、公布されました。 学校給食法施行令、施行規則、実施基準等が定められ、法的に学校給食の実施体制が整い ました。 これまでと違い、食事についての正しい理解や望ましい習慣をはぐくむと同時に、学校生活 を豊かにし、明るい社交性を養う。など、学校給食を教育の一環としてとらえていくことに なりました。 |
昭和33年 |
文部省管理局長より「学校給食用牛乳取扱要領」が通知され、学校給食に牛乳が供給さ れるようになりました。 学習指導要領ができ初めて学校給食を学校行事としてあつかわれる。 |
昭和38年 |
脱脂粉乳に対する国庫補助が実現し、ミルク給食の全面実施が推進されました。 写真:本校給食週間で再現した昭和39年の献立。 (献立表では牛乳ではなく脱脂粉乳でした。) |
昭和39年 |
共同調理場ができる。 学校給食で牛乳が飲みはじめられる。 |
昭和49年 |
岡山県都窪郡早島小学校に食堂ができる。 |
昭和51年 |
米飯給食が正式に位置づけられました。 |
昭和56年 |
全国統一献立(カレーの日) |
2.給食のメニューの移り変わり
今と昔の給食の違い
今、私たちが食べている給食と昔の給食とはメニューが違うと思います。
そこで、今と昔のメニューを調べたいと思いました。
今の給食
これは南砂小にでたメニューです。
メニューの内容は、牛乳 栗ご飯 すまし汁 かじきの照り焼き ゆで野菜(糸がきかつお節あえ) がでました。
その他にパンがでたり、また、麺類がでたりします。
昔の給食
下の写真は一番はじめにでた給食です。
明治22年 |
3.最近の給食事情
最近の私たちの食生活は、栄養バランスのかたより、食習慣の乱れ等により、さまざまな問題が生じています。
これを改善するため、私たちは正しい栄養バランス、食習慣、食生活の知識などを小さいころからきちんと学ぶことが必要です。
そのため、栄養バランスのとれた学校のお米給食は食教育の場として大切な役割を果たしています。
一週間のお米給食の回数は、平成11年度には2,7回となっています。
文部科学省では、学校のお米給食の一週間あたりの回数を2,7回から3回にすることを目標にしています。
私たちの学校の一週間のお米給食の回数は3回(目標回数)となっています。
4.1000人に聞きました!あなたは,どんなメニューが好き?
給食アンケート
私は今の子供たちにはどんな給食が人気なのかを調べるために南砂小と平福小と特別に農村地域にある徳田小に各学校の給食に対するアンケートをしました。
アンケートの内容
問1
お米(ご飯)とその他(パン)のメニューとどちらがいいですか?
問2
給食にでてくるメニューで一番好きなメニューは何ですか?
問3
給食と家にでてくるご飯はどちらがいいですか?
という内容を各学校にアンケートしました。
5.私たちのメッセージ