米作りに使われた農具
お米作りには、もちろんいろんな道具が必要です。今は機械を使った、お米作りがほとんどです。
けれど、昔のお米作りには、もちろん機械などはありません。すべて、手作業です。
そんな中で江東区の昔のお米作りには、どんな農具が使われていたのでしょうか?

さまざまな農具
赤字の続く幕府は、年貢を増やすため新たに田をつくらせました。農民は荒れ地を切り開いて
農具を使いやすくつくりかえました。また、田畑に必要な水を引く工事もおこないました


江戸東京博物館
みてみよう江戸東京博物館17ページより

写真の農具の説明
まず左上にある大きな道具は江戸時代に使われていた、脱こく機です。
上についている箱みたいなところにか刈ったお米を入れて脱こくします。
脱穀機の下のほうにあるものは左からたち鍬、フォーク、三つ又鍬です。
この三つは土を耕したり、土寄せをしたりするときに使われました。鍬は今でも道具として使われています。
 
フォークは刈り取った草などを片付けるのに使います。
右下にある平べったい道具はせくもんといいます。こく物の実とからをふるって分けます。
せくもんの上にあるかごは背負いかごといいます。田や畑に行くときに、必要な道具を入れていくものです。
お弁当やお茶なども入れていきます。
背負いかごの上にある二つの道具はこえたごといいます。こえたごは肥料にする、ふん、尿
を田や畑に運ぶおけです。
◎こえたごの横にある道具は
肥溜(こえだめ)といいます。肥溜は肥料にする、ふん、尿
をためておくものです。

たち鍬などの下にある、細長い道具はめぐり棒といいます。稲などをたたいて実をとります。
稲だけでなく、大豆、麦、そば、なたねなどの実もとります。
下にひいてあるものはむしろといいます。むしろはモミや麦を干す、敷き物です。


脱穀機を体験!!

近くにある大石家住宅というところで、昔の脱穀機を体験しました。
脱穀機は、足踏み脱穀機というもので、ペダルを踏むとドラムがまわるので
まわっているドラムに稲の先(実のところ)をつけて脱穀します。
よい稲はパチッパチッという音がしてわるい稲はギーという感じの
変な音がします。パチッパチッと音が鳴り稲がはじけるのがおもしろかった
です。ひとつひとつ、稲わらから籾をとりはなさなければいけなので、
昔の人はこの機械を使ってでも大変だったと思います。
もう一つ脱穀した籾から食べられる重い籾と、
軽い籾を選別する機械も体験しました。
ハンドルをまわすと風が流れ軽い籾は飛ばされ重い籾は手前で落ちます。
ハンドルをまわすときのはやさを調節しなくては
いけないので少し難しいです。
籾すり(手作業)も体験しました。
すり鉢のなかに籾をいれて、ボールなどで
籾すりをします。
籾をつぶさないようにこするのがとても難しいです。
又、酒などが入っていたビンの中に籾
をいれて、棒でつつく方法もあります。
今は便利な機械があるけれど昔は
ほとんどが手作業だったので、昔の脱穀機など
を体験してみてお米作りの大変さがよくわかりました