重要な教育者集 | |
デューイ:経験主義教育の大家 | |
《デューイの功績、主義主張》 アメリカで起こった、プラグマティズムが源流。 ★プラグマティズムとはパースが実験的探求の方法を意味するものとして始めて用いた。 それをジェームスにより、根本的経験論として心理的色彩の濃厚な経験論へと導かれた。 《デューイの「経験」とは?》 デューイは、「経験」を練り上げ、さらに高い次元へと高めるために、「経験の再構成」を連続的に促すことが重要だと主張しました。 つまり・・・ 《デューイの経験論の特色》 経験主義は、学習者の開放、主体化、学ぶことの意味を獲得させ、民主的・社会的人間の育成を目指しました。 《経験主義の問題点》 さらに 客観的知識の習得をめぐり系統学習と論争が勃発。 |
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フレーベル:「幼稚園の父」 | |
《フレーベルの功績》 フレーベルはペスタロッチの下で学び、「教育は生活経験からだ!」感じ、幼児教育に生涯をささげた男である。 幼稚園の創始者ともいわれ、現在の幼稚園の形態は、彼の幼稚園のシステムを原型としている。 子どもの自己活動を重視して、児童の遊戯の教育的意識を指摘した。(←要するにに、遊びの中の教育的要素を見つけ、学びに結びつくような遊具を考えた人です。) 「遊具「恩物」を考案して幼児期の教育のあり方を提唱した人物。」 《フレーべルの発見》 そして、子ども達が遊びのなかで興味を持ったものを正しく理解し、より自由に表現させていくためには、 そして、フレーベルは考えました。 《フレーベルの発明》 恩物【Spiel-gabe】 |
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ヘルバルト:四段階教授法の父 | |
《ヘルバルトの功績》 生国ドイツのみならず、世界各国の教育に多大な影響をあたえた男。 彼の功績といえば 「教育理論」と「教育実践」のレベルを科学的性を加味した教育学へと昇華させたことです。 特に 《ヘルバルトの教育における教授の定義》 これらはルソーの考えと一致するところであるが、次の一点でことなる そして、教育+教授=教育的教授として四段階教授法を考案したのです。 |
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木下竹次:合科教授〜生活科の源泉〜 | |
《木下竹次の功績、主義主張》 大正新教育運動の中心となって活躍した理論家・実践家の一人。 木下は、児童中心の教育を具体的に,こと細かく,しかも体系的に論じている。 その中心思想がもっとも端的に表現されているのは「合科学習」の考えでした。 《合科教授の起源》 どうして、各児童を最初から能力相応に発展させないのか。何故に渾一的生活を発展させないのか。 ↓ (2) 家庭の教育から学校教育を考える。 そして、彼が思いついたのは、児童が入学する前の「家庭生活」である。 ↓ (3) 複式学級と家庭的学級と学習法 『複式学級を一つの家庭の様に組織し、合科学習法を実施したならば, ↓とうとう実施! (4) 合科学習法実施前の木下の苦心と実施後の安堵
↓ 彼がこのように,積極的に全学年において合科の学習を行なおうとしていた背景には |
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コメニウス:近代教育学の父 | |
《コメニウスの功績》 ベーコンの影響をうけ、「知」の普及活動によって世界平和を望んだ。 また、著書「大教授学」において 「すべての人に、すべての事を、すべての面にわたって教授する」 という当時としては画期的な考えを示した。 《コメニウスの主張》 A教育の段階化を! |
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ぺスタロッチ:「直感主義」「基礎陶冶」 | |
《ペスタロッチの功績》 生涯を貧民の救済ささげた教育実践者。 コメニウスやルソーが学者であったことに対して ペスタロッチは『真の社会改革は教育実践によってのみ達成できる』 という信念によって、終生を貧民の救済と孤児らの救済にささげた実践家でした。 また、直感主義の教育方法「メトーデ」を確立しました。 ※直感とは直接ものを観て教えるという実物主義の考え。まずは実際に感じろ!ということですかね。 そしてそれら直感をきっかけとして、「数・形・語」を教えていきました。 ★ペスタロッチの言葉 「わたしは全孤児院そのものを秩序よく正しく経営していくために、さらに一個の高い基礎を求め、しかもそれをいわば創造しなければならなかった。
のみならずこの基礎のできないうちは、孤児院の教授も学習も十分には組織できなかった。わたしもそんなことは欲しなかった。 子どもとペスタロッチの関係 「ですから、人間に対する教授は、すべてその本来の発達にむかっての自然本性のこの努力に手をかす技術に他なりません これは生活科でいう『支援』の思想である さらに彼は、子どもに対する教授(=支援といってよいだろう)の3原則をあげている @彼らの直感の範囲がどんどん広がるようにすること。
★ペスタロッチの言葉3 「とくに私の信じるところでは、子どもがものを思索しはじめた最初の時期は、言葉本位の教授や、また学習者の精神状態と彼の外部関係とに適合しない。 《ぺスタロッチの教育理論「基礎陶冶」》 |
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ロック:家庭教育を重視 | |
《ロックの功績、主義主張》 コメニウスの死後、40年後に彼は登場した。 児童教育においては、学校よりも家庭教育を重視した人物。 《ロックの教育思想》 ★つまり、学校のあり方どうこうではなく、個人の人間形成を如何にして為すかという点に注目している人である。 《ロックの思想の特色》 また、交際や遊戯など、特に教授という形を取らずに、 またこれまでの教師の「刑罰」や「強制」に基づく学習は教育の妨げとしているいます。 《ルソーとロック》 しかし、ロックは『本能や欲求は作法や処世術で抑制すべきだ!』という考えですが、 子どもの成長に合わせて子どもに必要な知識を教授するのではなく、 |
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ルソー:子どもの発見、近代子ども観の創始者 | |
《ルソーの功績、主義主張》 ルソーは彼のの代表著作『エミール』において 『子どもは小さな大人ではない と主張し、子どもを『発達権をもつ主体』として位置付けました。 《子ども観成立の背景》 これら2つの要因から、子どもが自ら自我を形成していく主体であることを見出しました。 そして、彼は 《ルソーの『児童中心主義』》 教育者は子どもの中の『自然』にあわせて、 ルソーにとっては 要するに、教育者はなにもしなくてもよい。ただ見守るだけだ。というのです。 主張A 『早期教育の否定』 |
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